称賛が人を育て、離職を防ぐ!
デジタル版「サンキューカード」の効能
──GMOメディア/SBI証券/グローリーテクノ24
お互いの仕事に対する感謝を伝え合うサンキューカード。取り組みが長期化するにつれ形骸化しがちだ。リアルタイムで手軽にやり取りできるデジタル版は、こうした悩みを解消する。集計や分析も容易で、マネジメントツールとしてのポテンシャルも高い。先行導入した3社の成果を検証する。
多くのコンタクトセンターで実施されている取り組みのひとつに、サンキューカードがある。カードに感謝の言葉を書いて投函すると管理者が相手に届けてくれたり、壁などに掲示する取り組みだ。しかし、紙でのやり取りは手間もかかるうえ、タイムラグも生じやすい。そこで、リアルタイムかつ少ない手間で感謝の気持ちを送りあえる社内SNSサービスが普及しつつある。やり取りをデータで管理できるため、モチベーションや人間関係を可視化し、マネジメントに活かしているケースもある。
ピアボーナス制度「Unipos」を全社導入し、部署内外のコミュニケーションを可視化したGMOメディア。社内SNSアプリ「RECOG(レコグ)」で離職予防やモチベーション向上の成果をあげているSBI証券(図)。無料サービス「OKWAVE GRATICA」で施策の再活性化を実現したグローリーテクノ24。“デジタル版サンキューカード”を有効活用する3社の事例を検証する。
図 使用開始時1カ月前後のデータ
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