<現地レポート>
スマホ時代の顧客行動は「同時利用」
“オーガニックチャネル”を提唱
──米オラクル「Modern Customer Experience 2017」
顧客接点をシームレスに連携させるオムニチャネルから、同時並行で利用する“オーガニックチャネル”へ──。米オラクルのグローバルイベント「Modern Customer Experience 2017」では、「今後、企業が生き残るには、企業が自ら『顧客を知る』行動力が必要」というメッセージが展開された。
4月25日〜27日に米ラスベガスで開催された、米オラクルのグローバルイベント「Modern Customer Experience 2017」では、現代の消費者像を踏まえた顧客戦略が新たに示された。
サービス領域のセッションでは、Oracle Service Cloud SVP,Developmentのミーテン・バブサー氏が、オムニチャネルの進化形ともいうべきコンセプトとして「オーガニックチャネル」を提唱。複数のチャネルが統合された状態で、同時アクセスできる環境を「Oracle Service Cloud」で実現するための開発を進めていることが明かされた。
展示会場では、AR(拡張現実)で遠隔からのメンテナンス指示を実現するIoTソリューションなど、新たなテクノロジー活用が提案された
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