<コーナー解説>
店舗など、コールセンター以外を含めた接客やサービスのプロにその心構えやノウハウを聞きます。
届けるのは水と「笑顔」
信頼を得る“距離感”の縮め方
アクアクララ京都
ポーター
斎藤 勇気 さん
Profile
郵便局で契約社員として集荷業務を行っていたが、2020年に転職。アクアクララ京都に正社員として入社。プラント(製造工場)のスタッフとして勤務した後、ポーター兼営業に転向。前職の経験を活かし、フランクな接客を強みに活躍。2022年、アクアクララの社内接客コンテスト「A1グランプリ」で全国準優勝に輝く。
人が1日に必要とする飲料水は2リットル前後。それを定期的に運んでくれるサービスが、ウォーターサーバーだ。アクアクララは、専用ボトルを使い、自社のポーターが宅配とボトルの回収を行う。斎藤勇気さんは、京都市南部を担当エリアとするポーター兼営業だ。
持ち前の明るい笑顔とユーモアを含んだトークで顧客との信頼関係を築く斎藤さん。1日あたり15〜20件ほどの顧客先に足を運ぶ。注文の頻度によるが、月に何度も顔を合わせる顧客も少なくない。顔なじみになる過程で、雑談を重ねて信頼関係を築き、利用継続や紹介につなげることもポーターの役割だ。
今年、斎藤さんは「A1グランプリ」という社内の接客コンテストに挑戦した。模擬接客を審査するもので、見事、全国大会の準優勝に輝いた。