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電通とスポットライト、O2OとCRMを同時に実現するサービスで業務提携

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 電通(東京都港区、石井 直社長)とスポットライト(東京都港区、柴田 陽社長)は、O2O(Online to Offline)スマートフォンアプリによる来店ポイントシステムを活用した企業マーケティング支援サービスで業務提携した。

 新サービスでは、現在約80ブランド、500カ所で共通来店ポイントプログラムを展開するスポットライト社のO2Oアプリ「スマポ」をベースに、消費者の行動をトラッキング(追跡)する機能を導入。オンライン/オフライン連動の可視化を実現すると同時に、CRMにおける顧客1人ひとりへの施策最適化へと結びつける。

 具体的には、「マスメディア上の広告から企業Webサイトへの誘引」「企業Webサイトから店頭への送客」など、オフラインからオンライン、オンラインからオフラインへと送客した消費者の行動を「スマポ」でトラッキングし、その行動にあわせて、オンライン上でもオフライン上でも、共通ポイントが付与できる仕組みを提供する。消費者にとっては、(1)マスメディアでの情報接触、(2)パソコンやスマホなどからの情報接触、(3)実際に店舗を訪問する――というアクション(接触行動)ごとにポイントが獲得でき、貯まったポイントを同サービスに参加している企業の商品券などと交換できるというメリットがある。

 一方、企業にとっては、消費者が購買に至るまでの各コンタクトポイントにおいて、ポイント付与のレベルを接触行動別に柔軟に設定することで、消費者の行動意欲をさらに刺激したり、送客効果をより高めたりするといったマーケティング活動が可能になる。また、収集したデータを分析することで、マーケティングプロセスの改善による購買までの導線施策の強化も図ることができる。さらに、企業自身の顧客管理システムと連携させ、消費者のコンタクトポイント上での行動履歴と、企業が所有する購買行動履歴を一元化することで、消費者を店頭まで送客することによって生まれた購買行動、即ちO2O施策の効果を可視化できるようになる。

 これまでO2O施策の課題とされていた「効果の可視化」の実現により、購買や来店頻度など顧客の行動別管理に応じて、その顧客に適した送客メッセージやポイント訴求を行うといったCRM施策もより高度なものへと変化させていくことが可能となる。

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