白山(8号館)基本
学びギャラリー1102
対面相談もできる「学びギャラリー」
加藤建二理事・入試部長(左)と経済学科4年生の伊藤諒哉さん(右)
東洋大学
テレビ電話が実現する「受験生のCX」
現役大学生がリアルな情報を提供
国内の大学で初めて紙のパンフレットを廃止。学生募集から出願、入試、合格発表、入学手続まですべてをWeb化した東洋大学が、新たにWeb会議システムを利用したテレビ相談窓口「TOYO Webサポート」を設けた。
対応するのは、現役の在学生スタッフ。対象となる主な“顧客”は、受験生やその保護者で、問い合わせ内容は、学部や学科の選び方や、学生生活全般、入試の方法や推薦入試の面接対策など多岐にわたる。ホームページから事前予約を受け付けており、時間になると在校生スタッフが専用のパソコンからテレビ電話で対応している。在校生が実際にどのような勉強をしているかをどこにいても直接聞くことができる。海外に住んでいる学生に対応しているのも大きな特徴だ。
窓口で対応している経済学科4年生の伊藤諒哉さんは「テレビ電話は、相手の表情もわかり、手元にある資料を見せながら説明できる分、伝えやすいです」と“顔が見える対応”のメリットを話す。
地方で行われる大学の合同説明会もテレビ電話で出展した。職員の交通費や宿泊費、業務時間などの削減にもつながっている。今回の取り組みを考案した加藤建二理事・入試部長は、「年間数十万部を印刷・郵送していた大学案内のパンフレットを撤廃したことが、新たな挑戦への投資を可能にしました。今後も、さまざまな新しい接点を模索していきたい」と語った。
ボックス形式の部屋でテレビ電話対応を行う