セールスフォース・ドットコム(東京都千代田区、小出伸一社長)は、スピーディーな情報共有を実現する「Quipコラボレーションプラットフォーム(以下、Quip)」の提供を開始した。
Quipは、リアルタイムなチャットコミュニケーションやコンテンツ共有、行動履歴の閲覧などを可能とするプラットフォーム。マーケティング本部 プロダクトマーケティング シニアディレクターの御代茂樹氏は、「コミュニケーションを中心に据えたコラボレーションにより、業務の生産性向上を支援する」と強調した。
同社マーケティング本部 プロダクトマーケティング
シニアディレクターの御代茂樹氏
具体的には、製品やサービスの発表やキャンペーン、研修など業務に関連する共有する「Calendar」や、部門横断における個々のワークフローの進捗管理が可能な「Kanban Board」などの機能を利用できる。これらの表示、編集、更新が1つのプラットフォーム上で完結し、マルチデバイスにも対応。「電話やメール、会議など従来コミュニケーションでは点の情報共有にしかならず、失う時間が発生する。現在求められるビジネススピードを実現するには、リアルタイムに関連情報や個々の進捗状況を把握できることが大前提」(御代氏)。
「Quip」のCalendar機能
さらに、「Salesforce Service Cloud」をはじめとする、同社の業務アプリケーション群とのデータ連携および同期が可能。例えば、複数拠点を運営するセンターでも、各拠点のSVがQuip上でService Cloudに蓄積された顧客情報や応対履歴を参照しながら議論できる。また、スマートフォンやタブレットから情報を共有したり、議論に参加するなど、在宅SV、オペレータ制度における情報共有や業務連携ツールとしても有効といえそうだ。
Quipの活用イメージと効果を説明する御代氏
料金体系は、ライセンス制で2つのプランを用意。1ユーザーあたり月額1200円で基本機能が利用できるビジネスプラン、同月額3000円で基本機能と同社の業務アプリケーション群との連携が可能なエンタープライズプラン。
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セールスフォース・ドットコム、コラボレーションプラットフォームを提供開始
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